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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻1号

1989年01月発行

文献概要

今月の主題 新しい不整脈診療 不整脈の新しい治療法

新しい抗不整脈剤

著者: 新博次1

所属機関: 1日本医科大学・第1内科

ページ範囲:P.74 - P.77

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 従来わが国で使用されている経口抗不整脈剤はquinidine,procainamide,disopyramideであり,静注ではprocainamide,lidocaine,disopyramideが主流となっている.また最近では,経口剤のみならず静注も可能なmexiletine,またaprindineといった新しい薬剤が登場し,不整脈の薬物療法も多岐にわたるようになった.しかしながら実際,これらいずれの抗不整脈剤によっても効果が得られない重症不整脈患者も少なくない.そこで,より強力な抗不整脈作用を有し,かつ副作用の少ない新しい薬剤の開発が待たれている.ここでは新しく登場した薬剤,そして近い将来一般臨床で使用されるであろう抗不整脈剤を紹介するとともに,抗不整脈剤の選択につきその概略を述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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