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今月の主題 新しい不整脈診療 不整脈の新しい治療法
新しい抗不整脈剤
著者: 新博次1
所属機関: 1日本医科大学・第1内科
ページ範囲:P.74 - P.77
文献購入ページに移動 従来わが国で使用されている経口抗不整脈剤はquinidine,procainamide,disopyramideであり,静注ではprocainamide,lidocaine,disopyramideが主流となっている.また最近では,経口剤のみならず静注も可能なmexiletine,またaprindineといった新しい薬剤が登場し,不整脈の薬物療法も多岐にわたるようになった.しかしながら実際,これらいずれの抗不整脈剤によっても効果が得られない重症不整脈患者も少なくない.そこで,より強力な抗不整脈作用を有し,かつ副作用の少ない新しい薬剤の開発が待たれている.ここでは新しく登場した薬剤,そして近い将来一般臨床で使用されるであろう抗不整脈剤を紹介するとともに,抗不整脈剤の選択につきその概略を述べる.
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