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文献概要
今月の主題 新しい不整脈診療 座談会
不整脈診療の実際
著者: 飯沼宏之1 小川聡2 三崎拓郎3 比江嶋一昌4
所属機関: 1心臓血管研究所 2慶応義塾大学医学部・中検 3金沢大学医学部・第1外科 4東京医科歯科大学医学部・第1内科
ページ範囲:P.121 - P.133
文献購入ページに移動一方,不整脈の治療の面では,当時抗不整脈剤として使用できた薬剤は,キニジン,プロカインアミド,アジマリンしかありませんでした.徐脈性不整脈に対するペースメーカー療法も,世界で最初に埋め込みが行われたのは1958年,昭和33年といわれますので,わが国では当時まだ黎明期にあったわけです.それが今日では,不整脈の診断,機序の解明においては,電気生理学的検査法,ホルター心電図法などの新しい方法の臨床への導入,発展によって多くの不整脈の発生機序が明らかにされ,また,複雑な不整脈の解析が容易になりました.
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