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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第4集 髄液および穿刺液検査
22.髄液糖
著者: 高瀬貞夫1
所属機関: 1東北大学医学部附属脳疾患研究施設,神経内科
ページ範囲:P.1677 - P.1679
文献購入ページに移動●異常値を示す疾患
髄液糖値の異常,なかでも糖減少は髄膜炎の診断,治療経過,予後決定などに関して非常に重要なfactorである.したがって,髄液採取や保存および測定法などには十分な配慮が必要である.
成人正常者の髄液糖は脳室液50〜90mg/dl,腰椎部液45〜80mg/dl(2.5〜4.4mmol/L)であり,一般に脳室液は腰椎部液に比し6〜18mg/dl高値とされている.なお,新生児の正常値(腰椎部液)は58.2〜78.8mg/dlで,幼児期の正常値は71〜90mg/dlである.
髄液糖値の異常,なかでも糖減少は髄膜炎の診断,治療経過,予後決定などに関して非常に重要なfactorである.したがって,髄液採取や保存および測定法などには十分な配慮が必要である.
成人正常者の髄液糖は脳室液50〜90mg/dl,腰椎部液45〜80mg/dl(2.5〜4.4mmol/L)であり,一般に脳室液は腰椎部液に比し6〜18mg/dl高値とされている.なお,新生児の正常値(腰椎部液)は58.2〜78.8mg/dlで,幼児期の正常値は71〜90mg/dlである.
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