文献詳細
文献概要
増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第4集 髄液および穿刺液検査
23.髄液中の細胞と細菌
著者: 佐藤能啓1
所属機関: 1久留米大学医学部・第1内科
ページ範囲:P.1680 - P.1682
文献購入ページに移動正常髄液には15/3mm3以下の細胞が含まれ,その内訳はリンパ球と単球が主体で,それぞれ64±9%,34±8%含まれ,他には少数の組織球と好中球を認める場合がある.また,髄液中リンパ球サブセット正常値はLeu4+細胞77.3%,Leu2a+細胞22.0%,Leu3a+3b+細胞46.9%である.
髄液細胞増多を示す場合,その程度と細胞の種類により髄膜疾患(主に髄膜炎)の鑑別が可能となる.表1にその概要を示した.
掲載誌情報