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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻10号

1989年09月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第4集 血液検査

25.ヘモグロビン濃度

著者: 池本卯典1

所属機関: 1自治医科大学・法医・人間生物学

ページ範囲:P.1688 - P.1689

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 赤血球中には,飽和に近い状態でヘモグロビン(Hb)が含有されている.そのHbは4個のピロール核の中心に鉄を配位したヘムと,ヘムを支えるグロビン部分とで構成され,グロビンはサブユニット鎖の4個から形成される4量体である.正常成人の赤血球中に含有されるHbは同一種類ではなく,約93%の成人ヘモグロビン(HbA1:約90%,HbA2:約3%),約1%の胎児ヘモグロビン(HbF),約4%のHbA1のβ鎖のN末端にグルコースを結合しているHbA1cとを含んでいる1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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