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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻10号

1989年09月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第4集 血液検査

33.白血球形態

著者: 桑島実1

所属機関: 1香川県立中央病院・臨床検査部

ページ範囲:P.1706 - P.1708

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 白血球形態を観察して得られる白血球分類はCBC(Complete Blood Count)の一部であり,入院時などのルーチン検査として利用されている.超音波や胸部X線写真を自分で見て判断するように,本来,白血球,赤血球,血小板を含む塗沫標本は医師自らが観察することが望ましい.自動血液検査機器の発達と普及,他の臨床検査の進歩,医療情勢の変化に伴って血球形態に対する認識や依存度が変化したとはいえ,血球形態は高価な機器を備えなくても顕微鏡さえあれば観察でき,しかも,それから得られる情報は依然多い.塗沫,染色が一定であれば標本だけからでも血球数の推定はある程度可能であるが通常,血球計数器などのデータ,正常白血球百分比(表1)1)(図)2)を参考にし,白血球形態を観察する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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