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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻10号

1989年09月発行

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第4集

血液検査

34.血球形態の新しい認識法(粒度分布および5-part diff)

著者: 巽典之1 津田泉1

所属機関: 1大阪市立大学医学部・臨床検査医学講座

ページ範囲:P.1710 - P.1713

文献概要

 TVの食品のコマーシャルで,「私,作る人.あなた,食べる人」というのがあった.臨床検査は今,測る人と読む人が異なっている.読む側が,測る側の方法やその苦労を知ることは病態解析をより円滑にしてくれる.
 多くの検査室において正常白血球分類はギムザ染色標本を観察しない方法で行われている現状は,臨床病理学の医師以外には案外知られていない.これは自動血球計数器によるAuto-diff(自動機器分類)と呼ばれるもので,酵素化学的方式(テクニコン・H-1)と電子・光学的方式に大別される.このうち,市場占有率の高いのは後者であり,さらに後者には,3-part diff方式(粒度分布によるdiff)とその発展型である5-part diff方式に分けられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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