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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻10号

1989年09月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第4集 血液検査

51.血液粘度

著者: 谷口興一1

所属機関: 1東京医科歯科大学・第2内科

ページ範囲:P.1746 - P.1748

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●血液粘度と血液組成
 血液は液体成分である血漿中に有形成分である血球(赤血球,白血球,血小板)を含む懸濁液であり,血球の体積百分率hematocrit(Ht)は40〜50%である.
 静止状態において赤血球はbiconcaveの円板状で直径7〜8μm,中心陥凹部の厚さ1μm,周囲の最厚部は約2.4μmである.流血中では速度に応じて円板状から弾丸状に変形し,内径8μm以下の毛細血管内でも通過できるが,生食液中ではコンペイト状を呈し,弾性が低下する.一方,血漿中にはタンパク質や低分子の有気・無気物質を含んでいる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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