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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻10号

1989年09月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第4集 免疫血清検査

67.HAV抗原・抗体

著者: 上村朝輝1

所属機関: 1新潟大学医学部・第3内科

ページ範囲:P.1784 - P.1785

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 A型肝炎は発症前後の時期における患者糞便中に排出されるA型肝炎ウイルス(HAV)が感染源となり,経口感染によって伝播する.いったん患者が発生すると,家族内,地域,集団などにおいて二次感染,三次感染と順次感染が拡大して,時に大規模な流行に至る場合もある.したがってA型肝炎は早期に診断し,多発を防止しなければならない.
 A型肝炎の診断は,血清学的にHAVに対する抗体(HA抗体)を測定することによりなされる.定型的なA型肝炎の臨床経過とHAVに関連する抗原抗体系の推移を図に示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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