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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第4集 免疫血清検査
69.免疫グロブリンの定性・定量
著者: 加納正1
所属機関: 1京都大学医学部・第1内科
ページ範囲:P.1788 - P.1790
文献購入ページに移動●異常値を示す疾患
免疫グロブリン(immunoglobulin;Ig)は抗体分子の総称で,5つのクラス(IgG,IgA,IgM,IgD,IgE)があり,それぞれに2つのタイプ(κ,λ)がある.さらにIgGとIgAについては,それぞれ4種と2種のサブクラスが区別される(表1)1).Igは抗体であるから,抗体産生系の異常(腫瘍,免疫不全症,自己免疫疾患,感染症など)に際して変動する(表2).Ig異常の正確な評価には,各Igの性状・機能についての正しい理解が大切である.
免疫グロブリン(immunoglobulin;Ig)は抗体分子の総称で,5つのクラス(IgG,IgA,IgM,IgD,IgE)があり,それぞれに2つのタイプ(κ,λ)がある.さらにIgGとIgAについては,それぞれ4種と2種のサブクラスが区別される(表1)1).Igは抗体であるから,抗体産生系の異常(腫瘍,免疫不全症,自己免疫疾患,感染症など)に際して変動する(表2).Ig異常の正確な評価には,各Igの性状・機能についての正しい理解が大切である.
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