icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina26巻10号

1989年09月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第4集 免疫血清検査

69.免疫グロブリンの定性・定量

著者: 加納正1

所属機関: 1京都大学医学部・第1内科

ページ範囲:P.1788 - P.1790

文献購入ページに移動
●異常値を示す疾患
 免疫グロブリン(immunoglobulin;Ig)は抗体分子の総称で,5つのクラス(IgG,IgA,IgM,IgD,IgE)があり,それぞれに2つのタイプ(κ,λ)がある.さらにIgGとIgAについては,それぞれ4種と2種のサブクラスが区別される(表1)1).Igは抗体であるから,抗体産生系の異常(腫瘍,免疫不全症,自己免疫疾患,感染症など)に際して変動する(表2).Ig異常の正確な評価には,各Igの性状・機能についての正しい理解が大切である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?