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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第4集 免疫血清検査
70.IgE
著者: 石井周一1 櫻林郁之介1 河合忠1
所属機関: 1自治医科大学・臨床病理学
ページ範囲:P.1792 - P.1793
文献購入ページに移動血清IgE量の異常を示す疾患を表1にまとめた.
1.異常高値を示す疾患
代表的なものがアレルギー性疾患で,アレルギー性アスペルギルス症,アトピー性喘息,アトピー性鼻炎およびアトピー性皮膚炎などで高値を示す.アレルギー性アスペルギルス症はI型,III型およびIV型のアレルギーが発症に関与しているが,IgEは著明な高値を示す.アトピー性喘息やアトピー性鼻炎では減感作療法を行うと初期には一時IgEは増加するが,その後,徐々に低下する.
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