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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻10号

1989年09月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第4集 免疫血清検査

75.リンパ球機能検査

著者: 矢田純一1

所属機関: 1東京医科歯科大学・小児科

ページ範囲:P.1804 - P.1805

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 リンパ球には抗体産生,リンホカイン産生,細胞傷害,免疫調節といったさまざまの機能があり,リンパ球の機能が保全されているか否かを評価するには,それらを個々に測定するのが望ましいが,一般検査としてすべてを取り上げるには難がある.リンパ球が機能を果たすには通常まず増殖反応を起こすので,それが正常かどうかを把握することが基本である.リンパ球増殖反応(芽球化反応)は古くから広く行われてきた検査である.T細胞からのリンホカイン産生能を総合的に簡便に知る方法として皮膚遅延型過敏反応惹起能をみることがすぐれている.細胞傷害活性についてはNK(K)細胞活性が比較的簡単に測定できる.以下それらについて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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