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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻10号

1989年09月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第4集 免疫血清検査

82.抗血小板抗体

著者: 倉田義之1 林悟1 椿尾忠博2

所属機関: 1大阪大学医学部附属病院・輸血部 2国立呉病院・臨床研究部

ページ範囲:P.1820 - P.1822

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 抗血小板抗体には血小板自己抗体と血小板同種抗体の2種類がある.血小板自己抗体は自己免疫疾患の一つである特発性血小板減少性紫斑病(以下,ITP)患者にしばしば認められるもので,患者自身の血小板にも反応する抗体である.一方,血小板同種抗体は輸血や妊娠により産生されるもので,他人の血小板に対する抗体であり,抗HLA抗体や血小板特異抗原に対する抗体が含まれる.本稿では,主として血小板自己抗体につき解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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