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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第4集 免疫血清検査
83.LE細胞試験
著者: 久保信彦1
所属機関: 1日本大学医学部・臨床病理学教室
ページ範囲:P.1824 - P.1825
文献購入ページに移動 LE細胞とはRomanovsky染色上観察される赤紫色の無構造体(LE体)を貪食した好中球を指し,この細胞が見いだされる現象をLE細胞現象という.
本細胞は1948年,Hargravesらにより全身性エリテマトーデス(Systemic Lupus Erythematosus;SLE)患者の骨髄塗抹標本中に最初に発見された.白血球核成分と自己抗体との間に起こった抗原抗体反応を,白血球が処理する過程として形態的にとらえられているものである.
本細胞は1948年,Hargravesらにより全身性エリテマトーデス(Systemic Lupus Erythematosus;SLE)患者の骨髄塗抹標本中に最初に発見された.白血球核成分と自己抗体との間に起こった抗原抗体反応を,白血球が処理する過程として形態的にとらえられているものである.
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