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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻10号

1989年09月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第4集 血液化学検査

95.グリコヘモグロビンとフルクトサミン

著者: 老籾宗忠1 増田章吾1

所属機関: 1神戸大学医学部・第2内科

ページ範囲:P.1858 - P.1859

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●Glycation
 蛋白と糖の非酵素的,非特異的結合反応であるglycationはMaillard反応とも言われ,hemoglobin(Hb),血清蛋白など生体内の種々の蛋白に生ずる反応である.最近,これらHb,血清蛋白のglycationが血糖コントロールの指標として臨床に応用されてきた.
 通常のHbであるHbAOに対してHbに糖の結合したものをHbA1(グリコヘモグロビン)と名付け,これをカラムクロマトグラフィーで分離すると,HbA1a,HbA1b,HbA1cに分けることが出来る.HbA1の大部分をHbA1cが占め,血糖の変化に最も敏感に反応するため,糖尿病の臨床ではHbA1cがHbA1の代表と考えられてきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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