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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第4集 血液化学検査
97.シアル酸
著者: 亀井幸子1
所属機関: 1東京大学医学部付属病院・検査部
ページ範囲:P.1862 - P.1863
文献購入ページに移動●シアル酸とは
シアル酸(sialic acid)は,1936年Blixらによって顎下腺のムチンから結晶状に単離された.単一の物質ではなく,ノイラミン酸とよばれるカルボキシル基をもつ糖の,一連のアシル誘導体の総称である.15種類以上のものが知られているが,正常なヒトの体内に認められるシアル酸はほぼ100%がN-アセチルノイラミン酸(NANA)である.
シアル酸(sialic acid)は,1936年Blixらによって顎下腺のムチンから結晶状に単離された.単一の物質ではなく,ノイラミン酸とよばれるカルボキシル基をもつ糖の,一連のアシル誘導体の総称である.15種類以上のものが知られているが,正常なヒトの体内に認められるシアル酸はほぼ100%がN-アセチルノイラミン酸(NANA)である.
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