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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻10号

1989年09月発行

文献概要

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第4集 血液化学検査

107.クレアチニン

著者: 山田雅仁1 菱田明1

所属機関: 1浜松医科大学・第1内科

ページ範囲:P.1884 - P.1885

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 クレアチニンは筋肉細胞内でクレアチンから産生されるクレアチンの代謝最終産物であり,血清クレアチニン濃度は筋肉での産生量と尿中へのクレアチニン排泄量によって決まる.クレアチニンの産生量は,食事中のクレアチンやクレアチニンの影響をほとんど受けないとされており,筋肉量に比例して増加する.また,クレアチニン産生量は,発熱や糖質ステロイド投与のような筋肉の異化の変化の影響も受けにくいとされている.
 一方,血中のクレアチニンは,腎糸球体を通過した後,尿細管での再吸収,分泌をほとんど受けずに尿中に排泄されることから,尿中へのクレアチニン排泄量は糸球体濾過率(GFR)に依存する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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