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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第4集 血液化学検査
124.Pao2(動脈血O2分圧)
著者: 吉川隆志1 川上義和2
所属機関: 1帯広厚生病院・第1内科 2北海道大学医学部・第1内科
ページ範囲:P.1930 - P.1931
文献購入ページに移動PAo2は肺胞気式から,
PAo2=P1o2-PAco2/R〔1-F1o2(1-R)〕
(R:呼吸商,F1o2:吸入気酸素濃度)
で求められるが,吸入気が1気圧の場合Rを0.8として簡略化すると,
PAo2=P1o2-Paco2/R≒150-Paco2/0.8
で算出される.A-aDo2の正常上限は10Torrといわれるが,Rを仮定した場合などは15〜20Torrといわれる.
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