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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻10号

1989年09月発行

増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第4集

血液化学検査

129.血清アミラーゼ,アミラーゼ・アイソザイム

著者: 小川道雄1

所属機関: 1大阪大学医学部・第2外科

ページ範囲:P.1942 - P.1943

文献概要

●血清アミラーゼの由来とアイソザイム分析の意義
 アミラーゼは膵臓および唾液腺から消化管内に分泌されて消化酵素として働くが,一部は腺房から血液中へ移行している.正常の場合,血中のアミラーゼはほぼ一定のレベル(60〜160Somogyi単位または110〜300IU/l**)に保たれている.
 血清アミラーゼのほとんどすべては膵臓および唾液腺に由来する.これら2臓器のアミラーゼはアイソザイム(同じ反応を触媒する酵素のうち別の遺伝子支配をうけ,物理化学的性状に相違のある酵素)である.それぞれ膵型アミラーゼ,唾液腺型アミラーゼと呼ぶ.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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