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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第4集 付)検査をめぐる基本知識
183.精度管理Quality Control
著者: 臼井敏明1
所属機関: 1長崎大学医学部・臨床検査医学
ページ範囲:P.2092 - P.2093
文献購入ページに移動●情報の信頼性
臨床検査データは患者の客観的計測情報として診療に広く使われるようになったが,これが真に診療に役立つためには,このデータの信頼性が保証されなければならない.これを利用する医師にとって,報告書に記載された数値はこれを無条件に信頼するしか方法がなく,直接その数値の正しさを証明する方法を持たない.この検査データの信頼性を保証する手法が精度管理である.それぞれの検査室ではいろいろな精度管理手法によってデータの精度を保つと同時に,これを利用する医師は,「測定には必ず誤差が存在する」という意識のもとに,データの利用にさいして注意する必要がある.
臨床検査データは患者の客観的計測情報として診療に広く使われるようになったが,これが真に診療に役立つためには,このデータの信頼性が保証されなければならない.これを利用する医師にとって,報告書に記載された数値はこれを無条件に信頼するしか方法がなく,直接その数値の正しさを証明する方法を持たない.この検査データの信頼性を保証する手法が精度管理である.それぞれの検査室ではいろいろな精度管理手法によってデータの精度を保つと同時に,これを利用する医師は,「測定には必ず誤差が存在する」という意識のもとに,データの利用にさいして注意する必要がある.
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