icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina26巻11号

1989年10月発行

今月の主題 水・電解質と酸塩基平衡

水・電解質異常の病態生理

低Na血症

著者: 東徹1

所属機関: 1北海道大学医学部・第2内科

ページ範囲:P.2148 - P.2149

文献概要

 Na代謝の基本はNaが細胞の外に,つまり細胞外液に存在することで,細胞外液の浸透圧を構成する主要成分でもあることであろう.細胞外液は血管内液と間質液から成り立っているから,血清Na濃度は細胞外液のNa濃度といってよい.したがって,血清Na濃度は,おおよそ下式のように表現できる.
 血清Na濃度≒体内Na総量/細胞外液量(A)
 つまり血清Na濃度は体内Na総量と細胞外液量で決定されるが,低Na血症では,かならず分子より分母の値が大きいはずである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら