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文献概要
今月の主題 水・電解質と酸塩基平衡 水・電解質異常の病態生理
低Na血症
著者: 東徹1
所属機関: 1北海道大学医学部・第2内科
ページ範囲:P.2148 - P.2149
文献購入ページに移動 Na代謝の基本はNaが細胞の外に,つまり細胞外液に存在することで,細胞外液の浸透圧を構成する主要成分でもあることであろう.細胞外液は血管内液と間質液から成り立っているから,血清Na濃度は細胞外液のNa濃度といってよい.したがって,血清Na濃度は,おおよそ下式のように表現できる.
血清Na濃度≒体内Na総量/細胞外液量(A)
つまり血清Na濃度は体内Na総量と細胞外液量で決定されるが,低Na血症では,かならず分子より分母の値が大きいはずである.
血清Na濃度≒体内Na総量/細胞外液量(A)
つまり血清Na濃度は体内Na総量と細胞外液量で決定されるが,低Na血症では,かならず分子より分母の値が大きいはずである.
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