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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻11号

1989年10月発行

文献概要

今月の主題 水・電解質と酸塩基平衡 最近の話題

悪性腫瘍に伴う高カリウム血症

著者: 要伸也1 内田俊也1

所属機関: 1東京大学医学部・第4内科

ページ範囲:P.2226 - P.2228

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 悪性腫瘍には,いわゆるparaneoplastic syn-dromeとして様々な代謝・内分泌異常や高カルシウム血症,SIADHなどの電解質異常が見られることがあり,その病態には液性因子の関与が想定されている.高カリウム血症も悪性腫瘍の患者に時に見られるが,いわゆるtumor lysisによるもの,薬剤によるものを除けば原因のはっきりしないことも多い.最近,筆者らは原因不明の高カリウム血症を呈する症例に,アルドステロン分泌の低下したものが見られることを見出したのでこれを中心に述べることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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