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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻11号

1989年10月発行

文献概要

カラーグラフ 非観血的検査法による循環器疾患の総合診断

典型的な心病変を呈した全身性エリテマトーデス(SLE)の1例

著者: 大木崇1 福田信夫1 細井憲三1 恵美滋文1 林真見子1 森博愛1

所属機関: 1徳島大学医学部・第2内科

ページ範囲:P.2270 - P.2279

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■心音・心機図所見
 1)心不全時の心音図,頸動脈波曲線および心尖拍動図(図1)
 心尖部(Apex)と第3肋間胸骨左縁(3L)の同時記録心音図(上段)において,注目すべき所見は次の3点である.①Apexの全収縮期雑音(SM),②Apexの強大なIII音,③3Lにおける出現の遅延した駆出音(Ej).
 Apexにおける全収縮期雑音は僧帽弁逆流の存在を示すが,音量(Levine 1〜2/6度)から推定される逆流の重症度は軽症である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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