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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻12号

1989年11月発行

文献概要

今月の主題 凝固・線溶系の臨床1989 トピックス

止血異常の分子生物学—先天性α2PI欠損症

著者: 青木延雄1

所属機関: 1東京医科歯科大学医学部・第1内科

ページ範囲:P.2310 - P.2312

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 α2-plasmin inhibitor(以下,α2PI)は,1976年にヒト血漿より始めて分離精製され,その性質が明らかにされた生理的な線維素溶解(線溶)の阻止因子である1).α2PIは,その後α2-antiplasminとも呼ばれている.α2PIは,糖を11〜14%含有する糖蛋白で,cDNAと糖含量より推定した分子量は約58,000である.電気泳動上,α2領域に移動度を有する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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