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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻12号

1989年11月発行

文献概要

今月の主題 凝固・線溶系の臨床1989 トピックス

血小板由来成長因子(PDGF)

著者: 藤村欣吾1 瀧本泰生1 木村昭郎1 藏本淳1

所属機関: 1広島大学原爆放射能医学研究所・内科

ページ範囲:P.2317 - P.2319

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 多くの培養細胞は血清依存性に増殖し,この増殖は血漿では起こらないことより,血小板から放出される物質が細胞分裂を誘導することが見いだされた(1974).その後,この物質はplatelet-derived growth factor(血小板由来成長因子,以下PDGFと略)と名付けられ,純化精製が行われた(1980〜1981).
 最近ではPDGFのアミノ酸配列がSimianSarcoma Virus(SSV)のV-sis癌遺伝子の産物であるp28sisのアミノ酸配列と96%相同性を有することが明らかになり,成長因子と発癌の係わり合いを示す興味ある話題を提供することになった(1983).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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