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今月の主題 凝固・線溶系の臨床1989
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文献概要
1988年に柳沢らにより見いだされたエンドセリン(endothelin,.以下;ETと略)1)は,血管平滑筋の収縮活性を指標にして,血管内皮細胞の培養上清より,同定,精製,構造決定されたペプチドである.現在では,ETは内皮細胞だけでなく,他の細胞でも産生され,かつその生理活性も血管平滑筋の収縮にとどまらず,多岐にわたっていることが知られるに至って,ますますこの物質に対する関心が高まっている.
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