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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻12号

1989年11月発行

文献概要

今月の主題 凝固・線溶系の臨床1989 全身性疾患と凝固・線溶系

肝疾患

著者: 苅家利承1 佐野雅之1

所属機関: 1佐賀医科大学・内科

ページ範囲:P.2376 - P.2378

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 肝疾患では出血傾向がみられることが多いが,この原因としては,以下に述べる凝固・線溶系の異常の他,血小板減少などの血小板因子や,門脈圧亢進の結果起こる血管(静脈)の異常などの因子が考えられる.
 これらの異常は,通常,肝疾患の結果として起こってくるため,これらの異常の程度を把握することにより,原疾患の重症度を知ることができる.たとえば,肝硬変における肝予備能を見るには,アルブミン,コリンエステラーゼなどと共にプロトロンビン時間が良い指標である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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