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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻12号

1989年11月発行

文献概要

今月の主題 凝固・線溶系の臨床1989 全身性疾患と凝固・線溶系

白血病

著者: 杉浦勇1

所属機関: 1名古屋大学医学部・第1内科

ページ範囲:P.2380 - P.2381

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 白血病患者にしばしば伴う重篤な出血傾向の原因は,白血病細胞の直接的影響と白血病の治療によるものとがある.
 前者には白血病細胞による骨髄巨核球の血小板産生障害,および白血病細胞中の凝固・線溶促進物質によるものなどがある.
 また後者には抗癌剤の副作用による血小板減少,低栄養状態での長期抗生物質の使用によるビタミンK依存性凝固因子の低下(ビタミンK欠乏症),特殊なものではL-アスパラギナーゼ(ロイナーゼ®)使用時の凝固因子産生障害などがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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