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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻12号

1989年11月発行

文献概要

今月の主題 凝固・線溶系の臨床1989 座談会

経口抗凝固療法の実際

著者: 木下忠俊1 青崎正彦23 山之内博4 斎藤英彦5

所属機関: 1帝京大学医学部・第1内科 2国立横浜病院・循環器科 3東京女子医科大学・循環器内科 4東京都老人医療センター・神経内科 5名古屋大学医学部・第1内科

ページ範囲:P.2402 - P.2413

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 斎藤 今日は内科領域における経口抗凝固療法の臨床についてお話し合いいただきたいと思います.経口抗凝固療法は,かなり長い歴史のある治療法で,血栓症,塞栓症の予防および治療に用いられています.もちろん,血栓症,塞栓症の治療として,抗血小板薬,あるいはヘパリン,血栓溶解剤などもあるわけですが,歴史が長いという点では,経口抗凝固療法ではないかと思ます.
 実際,日本で使われているのはワーファリンだと思いますが,その作用機序がよくわかってきたのはここ10年くらいのことでして,まずそのへんから木下先生いかがでしょうか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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