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カラーグラフ 冠動脈造影所見と組織像の対比・9
PTCA後の再狭窄
著者: 堀江俊伸1
所属機関: 1東京女子医科大学・循環器内科
ページ範囲:P.2420 - P.2422
文献購入ページに移動●PTCA施行後早期にみられた再狭窄例
症例 40歳,男
本症例はPTCA施行後まもなく再狭窄を起こし,剖検となった.PTCA施行部位では内膜の断裂(図1Bの矢印)により,内腔の拡大が認められる.バルーン拡張により内皮細胞の剥離がみられた部位では一層のフィブリンが認められるのみであるが,血管壁の障害部位(図1Dの矢印)では血栓の形成が認められ,いったん拡大した内腔を再び狭窄している.
症例 40歳,男
本症例はPTCA施行後まもなく再狭窄を起こし,剖検となった.PTCA施行部位では内膜の断裂(図1Bの矢印)により,内腔の拡大が認められる.バルーン拡張により内皮細胞の剥離がみられた部位では一層のフィブリンが認められるのみであるが,血管壁の障害部位(図1Dの矢印)では血栓の形成が認められ,いったん拡大した内腔を再び狭窄している.
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