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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻13号

1989年12月発行

文献概要

今月の主題 痛みの診断とその対策 痛みの診断

手足の痛み

著者: 三島好雄1

所属機関: 1東京医科歯科大学・第2外科

ページ範囲:P.2510 - P.2511

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 動静脈壁に知覚終末が存在するが,末梢血行障害に伴う疼痛は四肢の他の組織,おもに筋肉,末梢神経,皮膚などの虚血によるものがほとんどであるといってよい.
 四肢動脈に閉塞性病変を有するものでは,初発症状として四肢に疼痛を訴えるものが多い.この疼痛の原因はおもに動脈閉塞による末梢組織の虚血によるもので,閉塞の程度や部位,あるいは側副血行の発達などによって間歇性跛行あるいは安静時疼痛など特有の疼痛を呈し,さらに進んで自発性脱疽の状態となると,ここに感染が起こって炎症性疼痛が加わり,きわめて耐えがたい疼痛をきたす.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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