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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻13号

1989年12月発行

文献概要

今月の主題 痛みの診断とその対策 痛みの対策

麻薬性鎮痛薬

著者: 田上恵1

所属機関: 1東京大学医科学研究所・麻酔科

ページ範囲:P.2526 - P.2528

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 鎮痛薬とは,痛みの根源から中枢神経において痛覚が発生するまでのどこかの経路を遮断する薬剤である.麻薬性鎮痛薬は中枢性鎮痛薬で,コデインに代表される弱作用阿片系麻薬とモルヒネに代表される強作用阿片系麻薬に分類される.いずれも臨床的には癌性疼痛に対して用いられることがほとんどで,これらの投与方法は別項(癌性疼痛)で詳細に述べられることと思うので,ここでは麻薬性鎮痛薬の特徴と代表的薬物であるモルヒネの薬理作用について主に述べたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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