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今月の主題 痛みの診断とその対策 末期癌の痛みの対策
薬物療法—ブロンプトンカクテル(塩酸モルヒネカクテル)
著者: 形浦昭克1
所属機関: 1札幌医科大学・耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.2564 - P.2566
文献購入ページに移動 癌性疼痛緩和に対する薬物療法としてのブロンプトンカクテル(Brompton Coctail,BC)は,イギリスにおける胸部疾患病院で開胸手術後の鎮痛剤として使用されたのに始まる.その代表的処方例は,塩酸モルヒネ10mg,塩酸コカイン5mg,ワイン1mlおよび単シロップ2mlと,全量10mlである里このブロンプトンカクテルの療法から精神興奮状態が出現することから,塩酸コカインを除き,筆者らの施設においても塩酸モルヒネカクテルとして,1983年以来,使用してきた.
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