icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina26巻13号

1989年12月発行

文献概要

今月の主題 痛みの診断とその対策 末期癌の痛みの対策

薬物療法—ブロンプトンカクテル(塩酸モルヒネカクテル)

著者: 形浦昭克1

所属機関: 1札幌医科大学・耳鼻咽喉科

ページ範囲:P.2564 - P.2566

文献購入ページに移動
 癌性疼痛緩和に対する薬物療法としてのブロンプトンカクテル(Brompton Coctail,BC)は,イギリスにおける胸部疾患病院で開胸手術後の鎮痛剤として使用されたのに始まる.その代表的処方例は,塩酸モルヒネ10mg,塩酸コカイン5mg,ワイン1mlおよび単シロップ2mlと,全量10mlである里このブロンプトンカクテルの療法から精神興奮状態が出現することから,塩酸コカインを除き,筆者らの施設においても塩酸モルヒネカクテルとして,1983年以来,使用してきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?