文献詳細
文献概要
今月の主題 痛みの診断とその対策 座談会
癌性疼痛と不定愁訴をめぐって
著者: 田上恵1 平石禎子2 末松弘行3 花岡一雄4
所属機関: 1東京大学医科学研究所・麻酔科 2東京逓信病院・麻酔科 3東京大学医学部・心療内科 4東京大学医学部・分院麻酔部
ページ範囲:P.2589 - P.2598
文献購入ページに移動癌性疼痛にはいろいろな発生機序がございますが,いずれにしても痛みというものが出ればそれは非常に巌しい痛みとなります.しかしながら癌の初期においては痛みの発生が非常に少ないということで,そういうことも治療を遅らせる原因の1つになっているわけです.このために痛みが出てきた時は癌の方もかなり進んでおりますので,その場合の痛みの治療法がなかなか難しい状況です.
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