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今月の主題 内科医のための癌治療のオリエンテーション 固形癌の治療
肺癌(小細胞癌,非小細胞癌)
著者: 阿部庄作1
所属機関: 1北海道大学医学部・第1内科
ページ範囲:P.242 - P.245
文献購入ページに移動 肺癌の治療も他臓器癌と同様,外科療法,放射線療法,化学療法が基本である.肺癌の治療法は臨床病期以外に組織型によっても異なる.早期肺癌に対する積極的な外科手術療法は比較的良い治療効果をあげてきた.しかし肺癌が早期癌で発見されることはおもいのほか非常に少なく,実地臨床の場ではその多くが進行癌であり,その治療の主体は化学療法である.肺癌に対する抗癌剤の開発,治療法の改良が精力的に行われて来たが,その治療効果はいまだ必ずしも満足すべき成績となっていない現状にある.
肺癌の組織型は多彩である.特に肺小細胞癌は他の組織型に比して生物学的特性,臨床像,治療効果,予後が異なるので,肺癌の治療は小細胞癌と非小細胞癌(扁平上皮癌,腺癌,大細胞癌)の2群に大別して取り扱うようになっている.
肺癌の組織型は多彩である.特に肺小細胞癌は他の組織型に比して生物学的特性,臨床像,治療効果,予後が異なるので,肺癌の治療は小細胞癌と非小細胞癌(扁平上皮癌,腺癌,大細胞癌)の2群に大別して取り扱うようになっている.
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