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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻2号

1989年02月発行

今月の主題 内科医のための癌治療のオリエンテーション

末期癌患者のケア

栄養補給

著者: 小越章平1

所属機関: 1高知医科大学・第2外科

ページ範囲:P.292 - P.293

文献概要

 1968年,経中心栄養静脈栄養法の臨床成功例が発表されてから,とくに本法は外科を中心に大きく発展した.手術前後の患者の管理に不可欠なものとして,全世界に栄養革命を起こし,抗生物質出現以来の臨床効果をもたらしたことは周知のとおりである.創始者のDudrickらは,さらに癌末期患者の栄養管理に本法を取り挙げて,化学療法との合併療法で大きな延命効果があることを発表した.
 この静脈栄養の大きな臨床効果を背景にして,経腸栄養法の分野も大きく発展して,高カロリー栄養の両輪として癌患者の栄養管理に利用されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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