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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻3号

1989年03月発行

文献概要

今月の主題 高脂血症と動脈硬化 高脂血症の診断

二次性高脂血症

著者: 竹村芳1 松沢佑次1

所属機関: 1大阪大学医学部第2内科

ページ範囲:P.406 - P.408

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 高脂血症とは脂質(主としてコレステロール(以下Ch)とトリグリセライド(以下TG)の血中レベルが正常以上に高値を示す病態を指す.高脂血症を起こしうる後天的な因子は多数知られているが,それらの多くにおいて高脂血症発生の機序の明確な説明はなされていない.この中には高脂血症そのものが主症状になっているものもあるが,多くは高脂血症が必発ではなく,二次性とはいっても,やはり先天性の素因が関与すると考えられる.高脂血症をきたしうる疾患および薬物について1,2),出現頻度の多い表現型と,考えられる機序を表にまとめ,その主なものについて説明を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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