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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻3号

1989年03月発行

文献概要

今月の主題 高脂血症と動脈硬化 動脈硬化の診断

血管造影・Digital Subtraction Angiography

著者: 石村孝夫1

所属機関: 1北野病院・循環器内科

ページ範囲:P.426 - P.429

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 高脂血症の最大の合併症,あるいは終末像が冠動脈硬化症(CAD)である以上,冠動脈造影は本症の診断には欠かせない重要な検査である.すなわち高脂血症患者をみたとき,すでにCADがあるか,近い将来心筋梗塞を起こす危険性があるか診断する必要に迫られるが,冠動脈狭窄病変の有無を冠動脈造影以外の非観血的検査法,たとえば運動負荷心電図や心筋シンチなどでは完全には把握できない1)以上,確定診断のためには冠動脈造影を行うこととなる.冠動脈造影の適応を論じるには,まず高脂血症におけるCADの合併頻度について知る必要がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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