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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻4号

1989年04月発行

文献概要

今月の主題 輸血の実際と血液製剤 内科医のための輸血の実際

緊急輸血

著者: 大塚節子1

所属機関: 1岐阜大学医学部付属病院・輸血部

ページ範囲:P.584 - P.587

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●緊急輸血とは
 緊急輸血を論ずるにあたり,偽の「緊急輸血」(実際には緊急ではないのに結果的には「緊急輸血」になっている事例)を減らすことが前提条件である.たとえば手術予定で入院中の外科患者に用意される血液が手術直前にorderされるとか,急に手術日が早まり時間外に非専門家が検査するとかである.はっきりとした輸血予定日が決まっていなくても,輸血の可能性がある場合は,入院後速やかに血液型および"type and screen"を実施すれば「緊急輸血」を減らすことができる.その上で検査側と主治医側の対話によって真の緊急輸血に対する体制を確立することが重要である(表1,2).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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