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検査
検査データをどう読むか
著者: 堤寛1
所属機関: 1東海大学医学部・病理学教室
ページ範囲:P.692 - P.693
文献購入ページに移動 患者:50歳,男性.18年前より,胃潰瘍の内服治療を受け,15年前より,A大学病院で半年ごとの定期胃内視鏡検査が行われていた.この間,特に自覚症状はなかった.1986年9月の定期検査の際,生検biopsyにて印環細胞癌の病理診断が下され,手術目的でB大学病院外科へ入院となった.
図1は,この時の生検組織像(ヘマトキシリン・エオジン染色)である.線維増生desmoplasiaを伴い,浸潤性に増殖する低分化腺癌ないし印環細胞癌の所見が明らかである.
図1は,この時の生検組織像(ヘマトキシリン・エオジン染色)である.線維増生desmoplasiaを伴い,浸潤性に増殖する低分化腺癌ないし印環細胞癌の所見が明らかである.
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