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今月の主題 内科医のための他科疾患プライマリ・ケア
プライマリ・ケアの実際—特にコンサルテーションを中心として
著者: 福原俊一1 青木誠1
所属機関: 1国立東京第二病院・総合診療科
ページ範囲:P.724 - P.725
文献購入ページに移動プライマリ・ケアが,診療,教育,そして研究のどれにおいても,現在のわが国に必要であることは明白であると考える.もちろんこれはプライマリ・ケアという言葉が正しい意味において解釈されるという前提ではあるが.すなわち,たんに初期医療や振り分けを担当するそれとしてではなく,ひとことでいえば主治医として患者あるいは健康人を継続的・包括的に診療をするという意味においてである.しかしこれは米国において必要であった,あるいは発展してきたから必要なのではなく,わが国の医療と医学教育の現状が必要としているからである.表1にプライマリ・ケアにょってもたらされうる利益を羅列したが,これからも容易にご理解いただけると思う.
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