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文献概要
今月の主題 内科医のための他科疾患プライマリ・ケア 精神科
精神科プライマリ・ケアのオリエンテーション
著者: 前田久雄1
所属機関: 1九州大学医学部・神経精神医学教室
ページ範囲:P.726 - P.727
文献購入ページに移動 日常の診療において,内科医が遭遇する精神科的患者は次のような2群に大別できよう.
まず第一は本来精神科医が診るべき患者群である.さまざまな主訴をもって内科医を訪れ,診察や検査をもとめるが,身体的な異常は認められない.その中の大半はその結果に自ら納得してあきらめ,受診しなくなるが,一部の患者は納得せずに執拗に内科での診療を求めてやまない.さらに一部の患者が,内科医の勧めや説得に応じて精神科医によるコンサルテーションを受けることになる.
まず第一は本来精神科医が診るべき患者群である.さまざまな主訴をもって内科医を訪れ,診察や検査をもとめるが,身体的な異常は認められない.その中の大半はその結果に自ら納得してあきらめ,受診しなくなるが,一部の患者は納得せずに執拗に内科での診療を求めてやまない.さらに一部の患者が,内科医の勧めや説得に応じて精神科医によるコンサルテーションを受けることになる.
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