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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻5号

1989年05月発行

文献概要

今月の主題 内科医のための他科疾患プライマリ・ケア 精神科

精神分裂病

著者: 長谷川朝穂1 黒澤尚1

所属機関: 1日本医科大学・精神医学教室

ページ範囲:P.742 - P.743

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●概念
 思春期から30歳代にかけて発病,幻覚や妄想など多岐にわたる症状を呈し,慢性の経過をたどる精神病である.わが国での発病率は約0.7%とかなり頻度の高い疾患といえる
 Bleuler Eはこの疾患の基本症状して次の4項目をあげた.
 1)連合弛緩:思考の道筋が崩れ,意味がまとまらず,非論理的となる.
 2)感情障害:感情の動きが鈍くなったり,唐突に変化したりする.
 3)両価性:ひとつの対象に相反する感情を抱く(愛と憎しみなど).
 4)自閉:現実からはなれて自分の中に閉じこもる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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