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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻5号

1989年05月発行

文献概要

今月の主題 内科医のための他科疾患プライマリ・ケア 皮膚科

皮膚腫瘍,母斑

著者: 山崎雄一郎1

所属機関: 1国立東京第二病院・皮膚科

ページ範囲:P.767 - P.769

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●概説—どのような患者に多いか(性,年齢,他疾患との関連)
 年齢についていえば,一般的には皮膚腫瘍は高齢者に多く,母斑は小児〜若年者に多い.ことばの使い方について注意すべきは,母斑ということばが2通りの意味で用いられていることである.1つは母斑細胞母斑の意味であるが,これはneural crest由来の母斑細胞の腫瘍のことである.もう1つは皮膚の過誤腫(hamartoma)の意味で用いられる.また皮膚の母斑のみならず,外胚葉系の臓器を主とした内臓諸器官の病変を伴い,ひとつの独立疾患をなす一群の疾患があり,母斑症(phacomatosis)と称する.この代表的なものとしてはレクリングハウゼン病やプリングル病がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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