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文献概要
今月の主題 内科医のための他科疾患プライマリ・ケア 眼科
眼科プライマリ・ケアのオリエンテーション
著者: 麻薙薫1
所属機関: 1千葉大学医学部・眼科
ページ範囲:P.774 - P.775
文献購入ページに移動 われわれは感覚器官を通して,外部からさまざまな情報を取り入れるが,視覚情報はその約80%にも当たり,また大脳皮質の約3分の2以上を視覚情報の処理に当てているとも言われている.その視覚情報は精密な光学的器官である眼を通して入力される.
眼瞼,結膜などの外眼部は眼球の保護を主としてあづかり,容易に視診できる.さらに外界の像あるいは光が通過して網膜に結像するまでの経路,角膜,前房,瞳孔,水晶体,硝子体そして網膜も透明であるため,専門医は特殊光学機器を駆使し,客観的に疾患の局在を診断することができる.しかし眼球より視覚中枢までの伝導系は直接には観察できず,視力,視野に代表される自覚的検査に加えて,視覚誘発電位などの電気生理学的検査,X線CT検査,MRI検査などの画像診断が必要である.
眼瞼,結膜などの外眼部は眼球の保護を主としてあづかり,容易に視診できる.さらに外界の像あるいは光が通過して網膜に結像するまでの経路,角膜,前房,瞳孔,水晶体,硝子体そして網膜も透明であるため,専門医は特殊光学機器を駆使し,客観的に疾患の局在を診断することができる.しかし眼球より視覚中枢までの伝導系は直接には観察できず,視力,視野に代表される自覚的検査に加えて,視覚誘発電位などの電気生理学的検査,X線CT検査,MRI検査などの画像診断が必要である.
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