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今月の主題 内科医のための他科疾患プライマリ・ケア 耳鼻咽喉科
頭頸部の腫瘍
著者: 折田洋造1
所属機関: 1川崎医科大学・耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.808 - P.809
文献購入ページに移動●概説
頭頸部の腫瘍を部位別に以下に概説する.
1)耳 良性は極めて稀で,悪性では癌が外耳道や中耳に稀に発生し,当該部位の慢性炎症と関連がある.
2)鼻・副鼻腔 良性では血管腫や乳頭腫などが鼻腔に,嚢胞や骨腫などは副鼻腔に多い.悪性では癌が大部分で,副鼻腔,殊に上顎洞に好発し,次いで鼻腔に多い.男性に多く,40〜50歳代に好発し,慢性副鼻腔炎との関連が深い.悪性リンパ腫は鼻腔に好発し,悪性黒色腫,Wegener肉芽腫症,悪性正中肉芽腫などが稀にみられる.
頭頸部の腫瘍を部位別に以下に概説する.
1)耳 良性は極めて稀で,悪性では癌が外耳道や中耳に稀に発生し,当該部位の慢性炎症と関連がある.
2)鼻・副鼻腔 良性では血管腫や乳頭腫などが鼻腔に,嚢胞や骨腫などは副鼻腔に多い.悪性では癌が大部分で,副鼻腔,殊に上顎洞に好発し,次いで鼻腔に多い.男性に多く,40〜50歳代に好発し,慢性副鼻腔炎との関連が深い.悪性リンパ腫は鼻腔に好発し,悪性黒色腫,Wegener肉芽腫症,悪性正中肉芽腫などが稀にみられる.
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