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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻5号

1989年05月発行

文献概要

今月の主題 内科医のための他科疾患プライマリ・ケア 産婦人科

骨盤内感染症

著者: 淵勲1

所属機関: 1近畿大学医学部・産科婦人科学教室

ページ範囲:P.838 - P.839

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●概説
 PID(pelvic inflammatory disease)の発生は10代後半から20代前半の若い世代に多く,複数のsexual partnersをもつ場合,monogamous(一夫一婦)の場合より4.6倍もあるといわれ1),また年々増加傾向にある2)
 PIDはNeisseria gonorrhoeae(N-gonorrhoeae)によるものが多いということは以前より知られた事実であるが,最近Chlamydia trachomatis(C-trachomatis)が流行し,その王座を奪う趨勢にある.他にMycoplasma hominus,Ureaplasma Urealyticumも関与するが,その報告はほとんど見当たらない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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