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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻5号

1989年05月発行

文献概要

今月の主題 内科医のための他科疾患プライマリ・ケア 産婦人科

妊娠と高血圧,妊娠中毒症

著者: 北井啓勝1 金子宜淳1

所属機関: 1社会保険埼玉中央病院・産婦人科

ページ範囲:P.846 - P.847

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●概説
 1.妊娠中毒症の定義(日本産婦人科学会による)
 妊娠に高血圧,蛋白尿,浮腫の1つもしくは2つ以上の症状がみられ,かつこれらの症状が単なる妊娠偶発合併症によるものでないものを妊娠中毒症という.
 注1)妊娠中毒症は単一疾患ではなく,いくつかの病態の複合した症候群と考えられる.
 注2)最近国際的には妊娠中毒症を狭く解釈して,高血圧を主症状とする考え方が強い.しかし,わが国では当分の間,浮腫のみ,蛋白尿のみの場合でも妊娠中毒症に含める.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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