文献詳細
文献概要
今月の主題 内科医のための他科疾患プライマリ・ケア 整形外科
肘管症候群,手根管症候群,外側大腿皮神経症候群
著者: 堀内行雄1
所属機関: 1東京専売病院・整形外科
ページ範囲:P.866 - P.867
文献購入ページに移動I.肘管症候群cubital tunnel syndrome
尺骨神経溝の入口部から尺側手根屈筋の二頭間に張るOsborne靱帯の出口までを肘管と呼び,この部は尺骨神経の移動性が極めて少なく,さらに中枢の部分では肘関節の運動により神経幹に外力が加わりやすい.
原因としては,上腕骨外顆偽関節後の外反肘(遅発性尺骨神経麻痺),変形性肘関節症,先天異常(滑車上肘筋,fibrous bandの存在,内反肘など),ganglion,慢性関節リウマチ,外傷に続発するものなどがあげられる.
尺骨神経溝の入口部から尺側手根屈筋の二頭間に張るOsborne靱帯の出口までを肘管と呼び,この部は尺骨神経の移動性が極めて少なく,さらに中枢の部分では肘関節の運動により神経幹に外力が加わりやすい.
原因としては,上腕骨外顆偽関節後の外反肘(遅発性尺骨神経麻痺),変形性肘関節症,先天異常(滑車上肘筋,fibrous bandの存在,内反肘など),ganglion,慢性関節リウマチ,外傷に続発するものなどがあげられる.
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