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文献詳細

雑誌文献

medicina26巻5号

1989年05月発行

文献概要

今月の主題 内科医のための他科疾患プライマリ・ケア その他

著者: 穴沢貞夫1 又井一雄1 桜井健司1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学・第1外科

ページ範囲:P.880 - P.881

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 いわゆる「痔」とは肛門疾患を総称する言葉で,いぼ痔(痔核),きれ痔(裂肛),あな痔(痔瘻)などが代表的なものである.この他にも肛門には多彩な病変が発生し,その診療は外科の中でも最も経験を要する分野である.したがって内科医が肛門診を苦手とするのはやむを得ないことかもしれない.しかし直腸癌の半分は肛門診によって診断可能の位置にあること,また肛門診には体外から腹腔内を診る唯一の理学的診療法である指診が含まれていることなどから,おっくうがらずに肛門を診る習慣をもつことが大変重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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